1952-05-13 第13回国会 衆議院 農林委員会公聴会 第1号
こういうような結論からいたしまして、私の福島県におきましては、農業協同組合は手を出さぬで、單位農協がすつかり共済組合の建物の中に入つておるような状態でありますので、こうしたことも、あまり混乱を起さぬようにしたい。
こういうような結論からいたしまして、私の福島県におきましては、農業協同組合は手を出さぬで、單位農協がすつかり共済組合の建物の中に入つておるような状態でありますので、こうしたことも、あまり混乱を起さぬようにしたい。
特に個々の農家に対しましては、單位農協等からきわめて限定ざれたわずかの資金を借り受ける程度でありまして、非常にこれに困つておるわけであります。何とかこれを長期の営農資金として、個々の農家に直接貸與するような方法でも講じませんと、せつかく自作農になりましても、その土地を再び担保に入れるとか、手放さざるを得ないようなことになるというような、今非常な金融上の危機に立つておると思うのです。
併し單位農協に対する政府の財政的援助は極めて少額で、十万円以上政府から奬励金を受ける組合は僅か十七組合に過ぎないといわれ、県から派遣された特別指導員の一ヵ月分の経費にも満たない組合も三組合あります。県では單位組合に対し増資奬励金と同額の増資助成金を交付していますが、なお不十分でありますので、同法十條中の補助率を三倍程度引上げられたいと要望していました。
たとえて言いますると、国と県と單位農協と三本立てで、今まで指導、監督、育成に当つておつた、辛苦、心配を重ねた畜産団体というものはほとんどその意味がないようである。影が薄くむしろはみ出されておるのではないかということが考えられておる。今まで日本で、金融の面でもあるいは導入の面でも、畜産に貢献しておるのは畜産団体である。
○委員長(羽生三七君) 只今の木村監督部長の御説明で非常に参考になる点があつたと思いますが、取りあえず、今日問題になつておる農協の再建整備の問題は、こういう基本的な單位農協振興の恒久対策とは別に、当面取上げられなければならない問題でありますので、これは法案の提出と共に、又それ以前においても随時必要に応じて、なおこの問題を検討することにいたしまして本日はこの程度で散会いたします。
たとえば單位農協におきましてこれに困つているのです。あなたたちにしてはこの金はわずか二十万、しかしその村だけが二十万円で、この事実をさえよう言わないところの村がたくさんあります。そういうような村の農民たちは、こういうような援助物資に対してはどういうような意思表示をしたらいいか。政府にはこれを受付けるところの機関があるかないか、これを承りましよう。
現在一般商人の系統のマージンというものははつきり掌握しておりませんが、農業協同組合関係のマージンは全国機関及び県の段階で約三%、單位農協は四%程度のマージンで配給しておるように聞いております。
肥料配給公団廃止後において農家の肝要肥料の入手ルートは、一つ、肥料生産者、全購連、府県購連、單位農協、農家と、二は肥料生産者、卸売業者、小売業者、農家の二つが併存しておりまするが、その数量は前者によるものが遥かに多く、その割合は広島においては九と一、大阪におきましては三と一との比であります。
農林中金としてはさようなことはなかろうが、單位農協、あるいは各府県の信用農協あたりの内容も非常に悪くなつておる。そういう一連の不安から農協に対する預金が非常に減つて来ておる。最近郵便貯金がふえて来たということは、單位農協に対する貯金が郵便貯金へ逃げて行つておる。こういう一つのことも言えると思うのであります。
この直接の原因はやはり農産物の価格——米、麦などの価格と、それを生産するコストとの開きにあるというふうに私は思うのでありますが、そういうようなことからいたしまして、各全国の單位農協におきましても、貯金の支拂いに支障を生ずるというようなものが大分出て参つております。
私が單位農協の支拂い停止等につきまして、これは重大でないと申し上げたのは、ほかの金融機関のごとくすぐ全般的な取付に及ぶ、あるいは金融恐慌に及ぶというような性質のものではまだないという程度に申し上げたので、それが問題としてなかなか大きな問題だということを否定したわけではないのであります。この情勢が続けばもちろん金融上非常に大きな問題として考えなければならぬ、こういうふうに思うのであります。
預金は極端に減少し、各單位農協におきましても、預金を持つておる者は上層の二、三割の農家、それ以外農家はほとんど言うに足る預金を持たない、まつたく預金を持たない者が相当数に上りつつあるのであります。また中金といたしましても、供米代金の歩どまり率が急速に悪くなり、ことに昨年度のごときにおきましては、十二月末におきましてわずかに一七・八%、前年度の二六・一%に比較いたしましても非常な激減であります。
この單位農協のこうした経営におきましては、もちろん内部の経営の刷新をかることは当然必要でもありますが、他面におきまして農村金融の梗塞を打開し、農業再生産の確保に遺憾なからしめるために、資金上万全の措置を期するの要切なるものがあるのであります。本年度の春耕資金の農家不足額は約九億円と推定せられます。
○藤野繁雄君 私は農業経営上の赤字の原因及び農村不況の原因を探究いたしまして、拔本塞源的な施策を講じますために、速かに市町村ごとに農業不況打開及び農業振興計画を樹立実行せしむると同時に、農業振興の中核体である農業の振興刷新計画を樹立せしめまして、即ち市町村の計画に基いて單位農協の基礎を確立せしむることが最も緊要と思うのであります。
我我といたしましては、この技術普及員と相呼応いたしまして、その足らざる部分を補うために、やはり指導單位農協、又指導団体におきましても、持つておられますところの技術員がよくそれと協力をいたしまして、お互に唇歯輔車の関係でうその技術が農家に完全に普及徹底するように強力に進めるというような態勢を、今後共一層採つて行かなければならん、こういうように思つておるわけであります。
御承知のごとく、農業協同組合法は、農民の自主的なる協同組織の確立助長をはかる目的で昭和二十二年制定せられ、爾後日を追うてその設立は増加いたし、現在、單位農協三万二千余、系統組織である連合会一千余に及びまして、その普及発達は真に目ざましく、戰後農村経済の安定確立に多大の賀献をいたして参つたのであります。
しかしながら今日まで結成されました農協が、その單位農協におきまして約三分の二、県連單位において約二分の一というものは、まつたく経営困難に陥り、動きのとれない状態にある。
單位農協におきまして、支拂い停止をしておるような事態の発生いたしましたことは、まことに遺憾なことでありまして、この原因を探求いたしますと、いろいろな事情はあると思うのでございますが、先ほどもそのお話が出ましたように、戦後協同組合が自由設立となりまして、その上信用事業、つまり貯金の受入れ、貸付業務を営むことになりまして、そのほかの事業も兼営しておるということになりますと、その間資金の保管、あるいは運用
ところが実はまだ單位農協の方からの請求が上つてないので、自分の方としてはまだそこまで行かなかつたのがふえたのです、こういうようなことを言つて途中数字の変更を申し出て來るような木炭事務所もあるのでございます。で私どもとしては、現在特にその整理のために人手を増すというわけにも参りません。
この買上げ停止によつて各府縣の農協の連合会あるいは單位農協が立てかえているところの薪炭代金というものは、実に巨額に上つております。これを政府が責任をもつて処理されない限りは、おそらく地方産業は重大なる影響をこうむり、農業生産に非常な影響があるということは、どうしても考えていただかなければならない問題であります。この支拂いについて具体的な御施策を伺つておきたいと思います。
さらにその一時融通をいたしました地元の單位農協等におきましては、ほとんどそれの資金を使つてしまつて破産状態にあるというくらいに、農村関係に及ぼす影響はまことに大きなものがあるのであります。